皆さんは「自分らしさ」や「自分の良さ」について以下のようなことで悩んでいませんか?
✔今の会社に就職して数年経つが、このままで本当にいいのだろうか?とよく考えてしまう。
✔本当に自分に向いている仕事や天職について知りたいが、その方法が分からない。
✔毎日深夜残業が続いてボロボロ。もっと自分らしくストレスフリーな生活をしたい。
✔「自分らしさ」や「自分の良さ」が分からず、就職(転職)のエントリーシートに何も書けない。
✔就活(転職)面接で聞かれるであろう「自分らしさ」や「自分の良さ」について回答できるかとても不安。
そこで本記事では、志願者2万人の中から大手金融機関内定を勝ち取り、「自分らしく」日々バリバリ働いている著者が、自身の経験をもとに「自分らしさ」や「自分の良さ」に気づくための具体的な方法を解説します!
また気づいた「自分らしさ」「自分の良さ」を生かして、『天職』を見つけるための方法も解説します。
どうぞお付き合いください。
おしながき
なぜ「自分らしさ」が分からないのか??
今、多くの社会人や学生が「自分らしさ」や「自分の良さ」についてわからないと頭を抱えています。
なぜ「自分らしさ」や「自分の良さ」がわからないのでしょうか?
考えられる理由を示してみます。
・親に勝手な価値観をどっぷり植え付けられてきた
・日本の教育システム問題
・周りの目を異常に気にする日本社会の風土
・自分が主体的に物事を決める機会が極端に少なかった
・世の中にモノがありふれていて、ハングリーな意欲が全く沸かない世の中だから
小さい頃から親や先生に、
「人様には迷惑をかけずに行動しなさい!」
「先生に怒られないように良い子にしてなさい!!」
「周りの友達と同じことをしていなさい!!!」
と多くの人が言われて育ってきています。
親や先生の言うことを聞けば協調性は身に付きます。
しかし、自分の考えを主張したり表現したりする機会はほとんどありません。
特に体育会系の学生は、長い間監督や先輩に絶対服従で育ちます。
よって、自分の意見を言ったり自分らしさを探求するクセがついていません。
産まれてから20年以上ずーっとそのように過ごしてきたのですから、いきなり「自分らしさ」や「自分の良さ」を問われても回答できるはずがないのです。
ですが諦める必要はありません。
「自分らしさ」や「自分の良さ」を考えることは誰にでもすぐ出来ます。
また「自分らしさ」を身につけることは、『天職』を見つけるためには非常に重要なことなのです。
なぜなら、「自分らしさ」が分かれば自分が選択すべき道がよりはっきりするからです。
自分らしさに気づくと「人生全体」でメリットがある!
「自分らしさ」や「自分の良さ」に気づくと人生全体が向上します。その理由は下記の3つです。
✔メリット① 毎日が楽しくなる!
✔メリット② 自分の価値が上がり周りからの評価が上がる!!
✔メリット③ 天職が見つかる(就活がうまくいく)!!!
メリット① 毎日が楽しくなる!
世の中の多くのサラリーマンが日々ストレスを溜めて生活しています。
理由は、楽しくもない仕事を我慢しているからです。
「仕事は辛いのが当たり前だよ」「石の上にも三年。我慢すればいつか花開くよ」そういう声が大半です。
一方、「毎日仕事が楽しくてしょうがない!!」という人もいます。
この違いは一体何なのでしょうか?能力や意識の差なのでしょうか??
私が考えるに、これは本人が「自分らしさ」や「自分の良さ」に気づいているかどうかだと思います。
「自分らしさ」を100%理解していれば、自分が楽しくなることなんて簡単に分かるでしょう。
毎日仕事が楽しくて仕方ない人は、「自分らしさ」を100%理解している人なのです。
メリット② 自分の価値が上がり、周りからの評価が上がる!!
人間は楽しいことがあればそのことに没頭します。
誰もが一度は、趣味やイベントにのめりこんだり、好きになった娘のことを一日中考えたりしたことがあるでしょう。
楽しいことに気づき、それを仕事にできれば鬼に金棒です。
同僚やライバルに差をつけることなど朝飯前なのです。
自分の価値をあげたいなら、早く自分らしさに気づいて楽しいことや本当に向いていることを見つけることです。
もし自分が今、周りからの評価が今一つだなぁと感じるのであれば、そもそもあなたにとって今の仕事が向いていない可能性が高いということです。
メリット③ 天職が見つかる(就職がうまくいく)!!!
天職とはどういったものでしょう。
天職とは??
①神聖な職務。
②自分の生まれつきの性質に合った職業。
自分の生まれつきの性質とは、まさに「自分らしさ」のことです。
つまり自分らしさを知ることが天職が見つかる最短の道なのです。自分らしさが分かれば早く自分に向いている仕事に気づき、間違いなく就職がうまくいきます。
私も「自分らしさ」が全く分かりませんでした。
かくいう著者も親の価値観をどっぷり受けて育った典型的な人間でした。
・田舎出身。親は教師。「将来は実家に戻って安定した公務員になりなさい!」と言われ続けた。
・親の口ぐせは「良い子でいなさい!」「周りの目を意識して行動しなさい!」だった。
・小さい頃からスポーツ漬けで、監督や先輩の命令は絶対だった。
・大学の専攻は工学部。恩師(教授)から就職先としてツテのある会社の研究職を斡旋された。
ですが、就活時代に悩み自分と向き合った結果、最終的に選択したのは親の価値観とは全く違う道でした。
今確実に断言できることは、親が敷いたレールに乗らなくて本当によかった!ということです。
✔全従業員5万人を超える国内最大手の金融機関。
✔複雑な金融商品を販売するバリバリの営業職。
✔海外駐在もありうる世界を股にかける環境。
✔年間1億円近くの営業成績をあげる金融営業マン。
✔営業スキルと行動力を買われ海外案件をメインに担当することに。
✔忙しいながらも日々新しいことに挑戦できてやる気にみなぎる生活を送る。
✔年収も結構もらえている(日本のサラリーマンの上位2%)。
✔まだまだやり足りないことがあり、更なるキャリアアップを考えている。
✔少なくとも親や大学教授が敷いたレールに乗らなくて良かったと心の底から断言できる!!
しがらみだらけだった私がなぜここまで大きな決断が出来たのか?
それは、就活の時に「3つの質問」を徹底的に考え自問自答したからです。
「3つの質問」についての考え方と具体的な活用事例を交えて「自分らしさ」や「自分の良さ」に気づく方法を以下にまとめました。
「自分らしさ」に気づく3つの質問
「自分らしさ」や「自分の良さ」について気づくためには以下の3つの質問を考えなければなりません。
1.あなたが好きな事は何ですか?(自分が情熱やこだわりを持てる事)
2.あなたが得意な事は何ですか?(自分がもっているスキルや特殊な事)
3.あなたが大切にしてる事は何ですか?(自分が大事にしている価値観や守るべき事)
いずれもシンプルな質問ですが回答するには時間が必要です。
あなたの人生にとってとても重要な作業ですので、じっくりと時間をかけ紙とペンを手元に準備して思考を深掘りしてください。
質問に答える中で大切なことは、周りの目を一切気にすることなく自分に正直に答えることです。
「こんなのなれっこない!」「無理に決まってる!!」などといったバイアスは一切不要です。
ありのままの気持ちを吐き出すようにしてください。
では早速一つ一つはじめてみましょう。
1.あなたが好きな事は何ですか?
最初の質問です。
自分が「情熱」や「こだわり」を持てる事を考えてください。
答えが出ない場合は次の深掘りから自分と対話してください。
(深掘り①)お金や環境の制限がなく望みがすべて叶うとしたら、あなたはどんな仕事をしたいですか?
(深掘り②)今までの人生で物凄くテンションが上がった出来事は何ですか?
(深掘り③)逆に「これだけは絶対やりたくない!」と思うことは何ですか?
これらの答えには大きく分けると3つのパターンに分けられます。
「すでにやりたいことが決まっている場合」
「やりたいことがはっきりと決まっていない場合」
「やりたいことはないけど、これだけはやりたくない場合」
この章では"好きなこと"をフックとした「自分らしさ」に気づく思考過程を説明します。
すでにやりたいことが決まっている場合
「俳優になってテレビや舞台で活躍したい!」
「パイロットになって世界を股にかける仕事がしたい!」
「医者になって難病を治したい!」
など既になりたい姿が見えれば素晴らしいです。なりたい姿に向かって自分らしさを確立させていってください。
*ただ、なりたい職業がすでにある人は、そもそもこの記事を読んでいないと思いますが(笑)
やりたいことがはっきりと決まっていない場合
やりたいことが決まってない人は、上記の深掘り質問から思い浮かんだ自分の趣味や特技などを考えてみてください。
事例をあげてみます。
例1:「読書してるときが一番幸せ!」という人のケース
「読書してるときが一番幸せ」という人は、もう一段深掘りして、どんなジャンルの本が好きなのかを整理してみましょう。
もし歴史モノが好きならば歴史の何に惹かれているのか?
SFやフィクションが好きならば何に心を動かされているのか?
<歴史が好き>
自分と歴史上の人物を照らし合わせて、「こんなとき坂本龍馬だったらどう考えるだろう?」みたいな思考をのぞき見することが好きかもしれない。
⇒もしかしたら人や世の中を観察したり、何かを分析することが向いているかもしれません。
<SFやフィクションが好き>
もしフィクションやSF小説が好きだったとしたら、日常とはかけ離れた世界にあこがれているのかもしれない。もしくは壮大なことを考えたり、広くイメージを膨らませることに情熱が湧くかもしれない。
⇒もしかしたら新しいことを考える企画力があったり、創造性豊かな仕事が向いているかもしれません。
例2:「スポーツ観戦しているときが一番幸せ!」という人のケース
「スポーツ観戦してるときが一番幸せ」という人は、もう一段深掘りして、何のスポーツが好きなのかを整理してみましょう。
もしサッカーが好きならばサッカーの何に惹かれているのか?
スポーツ全般が好きならばスポーツの何に心を動かされているのか?
<サッカーが好き>
他のスポーツに比べ、サッカーは監督の采配力や影響力が如実に影響するところが好き。
⇒戦術や戦略を考えたり、人の心を読んだりすることが好きなのかもしれない。
<スポーツ全般が好き>
スポーツ全般が好きな理由は、アスリートが色々なものを犠牲にして成功を勝ち取ろうとするプロセスに共感しているかもしれない。
⇒人に伴走したり応援することが好きなのかもしれない。
やりたいことないけど嫌いなことだけははっきりしている場合
満員電車だけには死んでも乗りたくない!
とにかく旅行が好きなのでフレキシブルに有休がとれる仕事がいい!
やりたいことは特段ないけど、やりたくないことがはっきり決まっているのも重要です。今の時代、やりたくないことをガマンして仕事をし続けることはありません。
この質問でも「自分らしさ」は十分見えます。
満員電車が死ぬほど乗りたくない人は、始業・終業時間の融通が利く業種であったり、起業する、お店を経営する、農業をやるなどの選択肢があるかもしれません。消去法的発想になりますが、「満員電車に乗らなくていい仕事」という軸が出来ます。これも大きな考え方の一つです。
著者の場合
私は大学院で研究ばかりしてました。ですが、ずっと違和感を感じてました。疑問を感じたので自分の好きなことを冷静に深掘りしました。
振り返ると、飲み会幹事を任されたり、バイトリーダーをしたり、学会で発表して拍手をもらうなど人から注目されたり、目立ったり、周りに伝えることにものすごくエナジーを感じていることに気づきました。
大学院の延長で地道な基礎研究を続けるより、実力で目立つことができたり、スケールが大きい仕事ができそうな環境に身を置いた方がやる気やモチベーションが上がると思ったのです。
結果、仕事にするならきらびやかそうな世界、何かで目立てる業界がいいなと漠然と思うようになりました。
2.あなたが得意な事は何ですか?
二つ目の質問です。
自分が得意にしている事を考えてください。
答えが出ない場合は次の質問からヒントをつかんでください。
(深掘り①)大学での専攻やバイトなど経験したものの中で、独自性や特殊性を発揮できたこと(もの)は何ですか?
(深掘り②)大学の専攻やバイトで経験したものの中で、苦にならずに続けられたこと(もの)は何ですか?
(深掘り③)逆に「これだけは絶対苦手だ!」と思うことは何ですか?
これらの答えには大きく分けると3つのパターンに分けられます。
「すでに得意なことが決まっている場合」
「得意なことがはっきりわからない場合」
「得意なことはないけど、苦手なことがある場合」
この章では"得意なこと"をフックとした「自分らしさ」に気づく思考過程を説明します。
すでに得意なことが決まっている場合
「プログラミングが得意」
「人前で話すことが得意」
「小さい頃からやっているピアノやバイオリンが得意」
などのように、得意なことがあればそこから自分らしさを紐解きましょう。
「自分らしさ」に気づくうえで得意なこととリンクさせるのは比較的容易です。
例えば「プログラミングが得意」だったら、ロジックを組み立てたりモノづくりをすることにやりがいを感じる。
「人前で話すことが得意」だったら、起承転結を意識して話を組み立てたり、注目を浴びることを力に変えることができる、などです。
得意なことがハッキリわからない場合
得意なことがわからない人は、上記の深掘り質問から思い浮かんだ自分の経験、特技などを考えてみてください。
事例をあげてみます。
<例1>「学生時代ずっと同じバイトの厨房で料理を作ってきた」
例えば4年間同じバイト先で料理を作り続けていた人がいたらこんな考え方ができるのではないでしょうか?
〇4年間料理を作り続けてきて全く苦にならなかった。自分は意外と手先が器用で、同じことを黙々とこなすことが好きなのかも?
自分らしさ⇒探求心が強く、目の前のことに没頭してしまう性格かもしれない。
<例2>「学級委員や生徒会にたずさわることが多かった」
気づいたら学級委員や生徒会の委員などに周りから推薦されることが多かった人などはどうでしょうか?
〇大勢の前で話したり、生徒代表の声として発信することが意外と楽しかった。
自分らしさ⇒責任感が強く、リーダーシップをとることが好きなのかも?
<例3>「学生時代、ずっと塾で講師をしていた」
大学4年間、ずっと塾で英語を教えてきた人がいたらこんな深掘り方はどうでしょうか?
〇人前で教えることや、生徒たちから感謝されることが快感となっている。
自分らしさ⇒人に伴走したり、感謝されることが好きなのかもしれない。
得意なことはないけど、これだけは絶対苦手だ!という場合
一日中同じデスクに座って仕事をするなんて絶対ムリ!
不器用なので、モノづくりは絶対できない!
今の段階で絶対苦手だ!とはっきりしているものがあればそれを打ち出しましょう。
著者の場合
私が得意なことは人と話すことでした。
初対面の人でも、先輩・後輩でも壁を作らず仲良くなれましたし、相手の懐に飛び込むことが得意だったのです。
短所として飽き性でもあるため、日々色んな人と出会えたり、どんどん新しいプロジェクトに関われるような仕事をしたいと思うようになりました。
これも冷静に自分自身に質問した結果気づいた性格でした。
3.あなたが大切にしている事は何ですか?
最後の質問になります。
自分が大事にしている価値観や守るべき事を考えてください。
答えが出ない場合は次の質問からヒントをつかんでください。
(深掘り①)「達成感に満ちた瞬間」や「今日は充実した一日だったなぁ・・・」と感じた時を思い出してください。なぜそう感じましたか?その理由は何ですか?
(深掘り②)大切にしているものは何ですか?以下のキーワードをヒントに挙げてください。
"親、恋人、友人、名声や評判、地位、承認、自由度、お金、知識、スキル、経験、成功や失敗、時間、欲、空間、希少性、芸術など"
(深掘り③)逆に最悪な気分になった時を思い出して下さい。なぜそう感じましたか?
これらの答えには大きく分けると3つのパターンに分けられます。
「熱くなれることを知っている場合」
「熱くなれることがはっきりわからない場合」
「熱くなれることはないけど最悪な気分になることはわかる場合」
この章では"熱くなること"をフックとした「自分らしさ」に気づく思考過程を説明します。
熱くなれることを知っている場合
自分が熱くなれる瞬間に気づいている人は全く問題ありません。そのことに関連したり触れることに一番達成感を感じているのです。その熱くなれる部分から自分らしさを紐解いていきましょう。
「仲間とギターを演奏したり、ライブではじけたりしているときが一番達成感がある!」
自分らしさ⇒モノづくりや仲間との共同作業、もしくは注目されることに喜びを感じるのかもしれない。
「友達から"〇〇のおかげで無事成功できたよ"と言われ自分事のように泣いたとき。」
自分らしさ⇒他人や周りから"感謝される""必要とされる"という感覚が達成感に繋がるのかもしれない。
「部活で野球をやっていて、長年勝てなかったチームに勝てた時!」
自分らしさ⇒努力や結束を乗り越え目標達成することに感動を覚えるのかもしれない。
熱くなれることがはっきりと分からない場合
普段何気なく生活しているので、大半の方が熱くなったシチュエーションを忘れていると思います。その場合は過去を振り返って、例えば以下の事例のように非日常だと感じた出来事や行動を思い出してみましょう。
その瞬間あなたの中で何らかの感情が動いたはずです。自分らしさに気づくヒントがあります。
<例1>「突然、バイトの店長に重要な仕事を任された」
〇ある日バイトの店長代理を任された。トラブルも発生したが店長として向き合い解決した。大変だったけどものすごくやりがいを感じた。
自分らしさ⇒今まで経験したことがない立場や責任感によって大きな達成感をやりがいに感じるのかもしれない。
<例2>「感動する本に出会い、いてもたってもいられず著者に手紙を送ったことがある」
〇ある日ふとした機会で手にした本にものすごく共感した。震えるような気持ちを伝えたくて、思わず著者宛てに手紙を書いた。後日、著者からお礼の手紙を受け取った。感動は世の中を変えると気づいた。
自分らしさ⇒人を感動させたり、喜びを共感できる人間性があるのかもしれない。
熱くなれることはないけど最悪な気分になったことは分かる、という場合
今の段階で"最悪な気分""かかわりたくない世界"が分かれば、なぜそう感じるのかを深掘りすると自分らしさが分かります。
<例>大企業や政治の世界で忖度している人間たちを見てるとすごく嫌な気分になる。
自分らしさ⇒周りの目を気にするのではなく、自分の実力が発揮できる環境がいいのかもしれない。
<例>森林伐採や密猟、無責任なペットの飼い主など自分の利だけを考える人間が多いと知るとすごく切なくなる。
自分らしさ⇒正義感が強く社会問題などに強い関心があるのかもしれない。
著者の経験
私は浪人している同級生に寄り添ったり、大学のゼミの後輩に教えたり協力することによって、人に伝えること、人に教えること、人から感謝されることに大きな生きがいを感じました。
もしかしたら親が教師であったことがDNAとして流れているのかもしれません。
いかがでしたか?
3つの質問をそれぞれ時間をかけて深掘りするとぼんやりとしていた自分の性格が徐々に客観視できるようになってきたのではないでしょうか?客観視できることで自分がどういう人間でどんなことに向いていそうか分かるようになってくるのです。このことが「自分らしさ」「自分の良さ」に気づくということに繋がるのです。
この作業は本当に重要な作業です。ぜひ何回も事例をみて、自分の"棚卸し作業"を行ってください。
あなたの『天職』を判断する
「自分らしさ」を見つけるための3つの質問を使ってあなたの天職を判断する方法を案内します。
・3つの質問で掲げた「好きなこと」「得意なこと」「熱くなること」を書き出す。
・「好きなこと」「得意なこと」「熱くなること」の3つが重なるものが現段階のあなたの天職と考えられる。
・強みや希少性を発揮するうえで、最低2つ以上の重なりがある仕事や業種を選択する。
・好きなこと:戦術を考えること
・得意なこと:人前で話すこと、ディスカッション
・熱くなること:大きな責任を与えられること
3つの質問の重なりで考えられる業種⇒例えば、コンサルタント系、裁量の大きいスタートアップ企業で働く、起業する 等々
・好きなこと:人に伴走すること
・得意なこと:一つのことを突き詰めて考えること
・熱くなること:感謝されること
3つの質問の重なりで考えられる業種⇒例えば、教師、転職エージェント、ウェディングプランナー、ライザップなどのトレーナー 等々
他にも、
・探求心が強く目の前のことに没頭する性格⇒プログラマー、シェフ、研究職 等々
・責任感が強く、リーダーシップをとることが好き⇒ベンチャー企業、経営者、政治 等々
など「自分らしさ」から適正を繋げられる仕事は色々あると思います。
・好きなこと:目立つこと、注目されること
・得意なこと:幅広い年代の人や立場の人と話すこと
・熱くなること:感謝されること、相談してよかったと思ってもらうこと
・3つの質問の重なりで考えられた自分の天職:営業マン、教師、講演家など
3つの質問の重なりを考えることで、現段階でのあなたの天職となりそうなものが判断できます。ここまで自分らしさが形になれば、これからあなたが選択する道は大分絞られてくるわけです。
自分らしさを生かして『天職』を見つける3つの選択
ここまでであなたの天職となりそうなものが判断できました。
そして天職を形にしていきます。選択肢は3つあります。
1.転職する(就職する)
2.今の会社に残る
3.副業や起業する
1.転職する(就職する)
3つの質問であなたの『天職』像が分かり、それが今の仕事と全く合致していなければさっさと転職することが最良の策でしょう。
現在は転職の売手市場です。あなたの『天職』像がはっきりしていれば転職で成功できる可能性は高くなります。
あなたに合った仕事を診断してくれる"転職エージェント"という専門家もいます。まずは思い切って診断をお願いするのも手だと思います。
転職(就職)活動で大切なこと
ちょっとここで転職・就職時のテクニックをお伝えします。
前述の3つの質問によって「自分らしさ」「自分の良さ」について気づいたらしっかり言語化しましょう。"言語化"とは、「歴史小説が好き⇒偉人の思考をのぞき見できる⇒観察や分析や好き」といった事象と根拠・理屈を結び付ける作業のことです。
✔3つの質問から深掘りした「自分らしさ」「自分の良さ」を箇条書きにする。
✔就活・転職活動に生かすためには「言語化」が必要。
✔自分という『人間性』を表現できるようにする。
・事象:歴史小説が好き
・理由:偉人の思考をのぞき見できることができるから
自分らしさ⇒観察することや分析することが好き
<就活・転職面接時の対応の仕方>
面接官:あなたの「自分らしさ」「自分の良さ」を教えてください。
本人:はい。私は人や物事を観察したり、分析することが好きです。なぜなら昔から歴史小説が好きだからです。歴史小説が好きな理由は、偉人や過去の出来事の思考を垣間見たり経験できるからです。・・・
<解説>
面接官は「この子は冷静に物事を分析できる人なんだな。また話の内容に理屈も通っていてちゃんと物事を考えられる人だな。」という印象を持ちます。
・事象:バイトで店長をまかされたことが非常にやりがいがあった
・理由:日頃感じたことのない責任感や経験が刺激的だったから
自分らしさ⇒責任感が大きく、自分で物事をジャッジしたい
<就活・転職面接時の対応の仕方>
面接官:あなたの「自分らしさ」「自分の良さ」を教えてください。
本人:はい。私は周りから期待されたり裁量を大きく与えられるとそれを力に変えられる人間です。なぜなら、バイトで店長代理を経験し、トラブルや大きな決断に迫られましたがそこで得られた達成感は非常に大きなものだったからです。・・・
<解説>
面接官は「この子はアグレッシブでリーダーシップがあるな。また失敗経験も積んでいて心も強いかもしれない」という印象を持ちます。
就活・転職面接では「自分らしさ」や「自分の良さ」を表現する上で、"なぜそう思うのか?""なぜそう感じるのか??"の背景を説明づけしなければなりません。
上記の例のように、3つの質問から深掘りした経験や感情を"言語化"し、自分らしさをしっかり発表できるようにしましょう。こうすれば面接でもエントリーシートでも自分らしさを思うままに表現できるようになります。
2.今の会社に残る
あなたの『天職』を理解した上で今の会社に残るという選択をするのであれば、それも一つの手です。ご家族や責任が伴う立場にあればなおさら簡単に転職はできないでしょう。
ただ会社に残ることを選択したからといって、以前の変わらないのでは何の意味もありません。ここで重要なのは、あなたの『天職』に少しでも近づける業務を選ぶということです。
例えば、ずっと向いていない経理畑だったが一念発起して企画系の部署に異動願いを出すとか、営業だったけど何とか頑張って挑戦してみたかったシステム系の部署に行ってみるとか。大手企業であればジョブチェンジ制度や上司との振り返り面談で希望を伝えるなど色々な選択肢があるはずです。
「そんな簡単に希望なんて通らないよ」という声も聞こえます。そしたらその希望を通すために努力しましょう。自己学習したり資格をとったり、スキルアップをしなければなりません。それが天職に近づくための過程なのです。
歳をとると新しい挑戦をすることが怖くなったり面倒くさくなったり、変えることを嫌がります。それでは天職に近づくことは絶対できません。変わることを恐れず、天職に少しでも近づける仕事を選ぶように意識しましょう。
3.副業や起業する
3つ目の選択肢は「副業」や「起業」するということです。
特に副業には注目すべきです。なぜなら働き手が急激に減っている今、国が副業を全面的に支援しています。そして企業が続々と副業を解禁しています。
もしあなたが今の仕事にもそこそこ満足だけど、もっともっとスキルアップしたい!と思っているなら「副業」を強くおススメします。
PCが好きな人はプログラミングで副業してもいいかもしれません。本が好きな人はブログで書評を書いたり、本を書いたりしてもいいかもしれません。体を動かすことが好きな人は週末トレーナーになってもいいかもしれません。選択肢は無限にあります。
あとはあなたが行動するだけです。
今の仕事にはそこそこ満足していますが、いつも心のどこかに「将来の不安」と「埋めきらないやりがい」がありました。この思いを何とかしようと、知識も何も無い中このブログを始めました。ブログ作成で見聞きすることすべて斬新で刺激的です。
私は近い将来必ず『個の時代』がやってくると信じています。個の時代に必要なのは「希少性」と「発信力」です。これを今のうちから身につけることを目標にしています。
ブログの発信を通して仕事では得られないスキルを高めて、『個の時代』に備えようと考えています。
定期的に「3つの質問」をしていこう
3つの質問は年齢や経験、世の中の環境によって変わります。なのでどんどんアップデートしていきましょう。
最低でも一年に一度は3つの質問について深掘りしてください。
ご存じですか?最近のなりたい職業ランキングで上位に定着している「You Tuber」や「eスポーツプレーヤー」。
今では億を稼ぐ人たちが続出している人気職業ですが、10年前まではこの世に存在しない仕事でした。
今の世の中はめまぐるしく変化しています。
変化に対応できない企業はどんどん衰退していきます。
同じように、変化に対応できない個人もどんどん取り残されていきます。
この記事を読んでいる皆さんは少なくとも「自分らしさ」「自分の良さ」に気づくことができました。
であれば、これからは継続して「自分らしさ」「自分の良さ」をアップデートし続けていくことです。
ここで私が好きな格言をご紹介します。
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである。
ー アインシュタイン(物理学者) -
著者の私も、会社に入社した当時の気持ちと今の気持ちは大きく変化しています。
時代に乗り遅れず自分のやりたいことを追求し続けるため、日々自分を磨いていきましょう!
「自分らしさ」をより強化して学ぶ方法
ここで私が感銘をうけた本を紹介したいと思います。
それは、①「必ず食える1%の人になる方法」と②「10年後、君に仕事はあるのか?」です。
著者は元リクルートから民間学校の校長に転職した藤原和博さん。TVにもよく出演する有名な方です。
私が自分のキャリアがこのままでいいのか?と深く考えさせられたのは藤原さんのこの本を手にしたのが始まりでした。
この本に出会わなければこうやってブログも書いてませんし、情報発信もできていなかったことでしょう。
そのくらい人生に大きなインパクトを与えてくれました。
著者の藤原和博さん
特に藤原さんの主張する以下の点に深く共感しました。
✔これからは「希少性」の時代。
✔その仕事に1万時間費やせばあなたは1/100の価値があることになる。
✔専門性が2つあれば、1/100×1/100=1/10,000(1万分の1)の価値がある人間になる。
✔専門性を3つにすれば、1/1,000,000(百万分の1)の価値がある。とんでもなく希少性が高い人間だ。
✔希少性があれば将来に困ることはない。
これから就職する学生の皆さんも、社会人として一定のキャリアを経ているビジネスマンも「果たして今の自分に希少性はあるのか?」と考えてみてください。
もし希少性が無いと感じるならば、新しい何かを得るために行動しなければなりません。
ただやみくもに新しい何かを探すのではなく、本記事のテーマである3つの質問に照らし合わせ、自分らしさを生かせるスキルを選択しましょう。自分の好きな事であれば行動しやすくなりますし継続できるようになります。結果、1万分の1、100万分の1の希少性をもつ人間になれると思います。
私はこの本に出会えたことにものすごい感謝しております。ぜひ考えに共鳴いだだけるのであれば手に取って読んでいただきたいと思います。
「個の時代」に胸を躍らせよう!
今の世の中、就活を迎える学生さんや転職を希望しているビジネスマンにとって売手市場と呼ばれています。どこもかしこも人手不足であり世の中の企業がこぞって人材を求めています。
そんな世の中なので、もしかしたら本記事で紹介したほど「自分らしさ」や「自分の良さ」を追求しなくても、誰もが一定程度の会社には就職・転職できてしまうのかもしれません。
ですが、折角の機会です。一度腰を落ち着けて自分自身を振り返り、「自分らしさ」をしっかり探求してみましょう。
「自分らしさ」に気づいて、自分の好きなこと・得意なこと・熱くなれることを早く見つけ、そこに情熱と時間をしっかりかけていくことが人生を成功させる近道となるはずです。
これからは「個の時代」に突入すると言われています。
「個の時代」というのは、個人が「自分らしさ」を追求して好きなことや熱くなれることに没頭し、そのアウトプットを簡単に世の中に発信したり、商品にしたり、自分自身がブランドになれるということです。
つまり「個の時代」に勝ち組となれるのは、「自分らしさ」に早く気づけた人といっても過言ではありません。
こんな素晴らしい時代、ぜひとも自分の手で自分の人生を切り開いてみたいと思いませんか?
著者もそう思ってこのブログを立ち上げました。
本記事を通して著者と同じように、来たるべき「個の時代」に思いを馳せようではありませんか?
長い記事にお付き合いいただきましてありがとうございました。読者の皆さまのご成功を心より祈念しております。